キッチンの新築やリフォームをする際に悩むのが、キッチンの吊り戸棚の設置です。
そもそも吊り戸棚って必要なの?
もしかしたら邪魔になるんじゃないの?
私は、マイホームで吊り戸棚のあり、なしの両方を経験しました。
デメリットやメリットを踏まえ、吊り戸棚の必要性を検証したいと思います。
もくじ
吊り戸棚のないオシャレな対面式キッチンの家
私の場合、以前住んでいた新築で建てたマイホームが吊り戸棚はありませんでした。
とってもオシャレなオープンキッチンでした。
イメージは、シンプルモダンなお家でした。
初めてのマイホームで憧れだった対面式のオープンキッチンです。
カウンターキッチンでもあり、とっても理想通りでした。
では、デメリット&メリットをお話します。
吊り戸棚なしの対面式オープンキッチンのメリットとは?
①とってもオシャレな印象のキッチンスペースになる
まるでモデルルームのようなオシャレな空間になります。
私の以前のマイホームも友人が遊びに来ると必ずいいました。
「モデルルームみたい!!素敵!!!」
私はというと、それはそれは嬉しかったです。
※息子がパジャマで写っています。。
※前のマイホームがオープンキッチンという分かりやすい写真があまりなかったです(^^;
②リビングダイニングが見渡せる
スッキリとした印象で、対面キッチンの場合、リビングダイニングなどが見渡せます。
家族の動きが把握しやすいのです。
写真のように、子供が何をしているか、料理をしながらでも把握しやすかったですね。
③家中の空気の流れがキッチンと同一で気持ちよい
空気の流れが一緒でした。
キッチンだけ空気が違うというようなことはありません。
空気が同一ということは、気持ちいいです。
④キッチンだけ孤立しない
家の中で何をしていても、主婦がいる場所が多いのがキッチンです。
私もキッチンにパソコンを持ち込み、私の本やノートも持ち込んでいました。
キッチンが私の部屋のように書斎のようにいる時間が多い場所でした。
それでも、対面キッチンで、孤立していないので、家族と一体感がありました。
また、オープンキッチンなので、開放感があるので、孤立感は一切ありません。
メリットはとてもたくさんのオープンキッチンですが、デメリットもあります。
次は、デメリットをお話します。
吊り戸棚なしの対面式オープンキッチンのデメリット
①洗物をすると、水が飛びやすい
これは、吊り戸棚なしと、関係ないように思えますが、オープンキッチンと密接します。
というのも、吊り戸棚なしのキッチンの場合、対面式キッチンでダイニング側とフラットが多いのです。
フラットでなくても、壁が低く、オープンキッチンだから、スッキリした印象のデザインが多いのです。
キッチンで水を使うと、水が飛びやすく、気をつけて水を使っていました。
少しだけ面倒さを感じていました。
②料理をすると夏は部屋が猛暑になる
夏には、エアコンをつけていました。
ですが、キッチン側にエアコンがあるのではなく、ダイニング側にあったのです。
エアコンはキッチンから近い場所だったのです。
それでも料理をすると、部屋中がとても暑く、料理が辛かった覚えがあります。
吊り戸棚なしなので、キッチンの空気もリビングやダイニングに流れてしまいました。
③常に綺麗にしないと丸見え
これは、悩みました。
私の以前のマイホームは、上の子が1歳半の頃に住み始めました。
直ぐに下の子を妊娠し、妊婦生活での子育てでした。
お腹が大きくなると、片付けもしにくくなります。
そして、下の子の誕生で2歳と赤ちゃんの子育てでした。
片付けや整理整頓どころではなくなります。
吊り戸棚がないと、オープンキッチンデザインが多いのです。
散らかっているのが丸見えです。
もし、子育てに余裕があるとします。
それでも常に綺麗にしないと、丸見えで汚い印象になりがちなのがオープンキッチンです。
私がオープンキッチンに失敗した、と初めて思ったのが、この理由でした。
大人だけの生活あるいは、子育てに余裕がある場合でないと、しんどくなってしまいます。
現在の3歳と5歳の年齢の子育てでしたら、子育てに余裕があるので、違ったかもしれません。
④対面式は実は死角がある
対面式のオープンキッチンは子供の姿が良く見えて子育てしやすいといわれます。
ですが、実は、死角があります。
カウンターの下、近くは全く見えません。
カウンター近くは殆どがダイニングテーブルを置きます。
子供の姿が見えず、声や泣き声だけ聞こえるということが良くありました。
子供は、なぜか、狭い位置に行くのが好きでした。
ダイニングテーブルの下、カウンターの下に行っていました。
死角があることは驚きでした。
⑤家族が増えると収納が欲しくなる
以前住んでいた対面式のオープンキッチンのお家に住始めたのは上の子1歳半の時でした。
家族3人の生活だったので、収納は十分で余っていたほどです。
キッチンの後ろに作りつけの大きなカップボードがありましたから。
でも、赤ちゃん1人増えるだけで、キッチンのものが増えました。
キッチンに常にミルトン(消毒)の大きな容器、大きなポット、赤ちゃんの食事道具など、いっぱいです。
後ろのカップボードに収納すればいいのですが、そんな余裕はないのです。
少しでも近い場所に置いて置きたいのです。
でも、今のような吊り戸棚があれば、収納もしていたと思います。
その理由は後ほど、吊り戸棚ありのお話のときに言いますね。
吊り戸棚のあるキッチンの家
吊り戸棚のメリットとは?
今のマイホームは、以前住んでいたマイホームと全く違います。
キッチンは対面キッチンをやめました。
これは、今でも、対面でも良かったかも知れないし、今で良いような気もします。
それは、好みですね。
またこの話は、次の機会でしますね。
私は、オープンキッチンを経験したおかげで、吊り戸棚のよさを理解しました。
メリットをお話します。
①物が増えても収納がある
子供がいると、物を増やしたくないのに、増えます。
例えば、我が子の場合、子供が幼稚園の必要なものがあります。
水筒だったり、お弁当箱など、これだけでも、結構量が増えます。
水筒も大きいもの、小さなものもあります。
そして、子供が成長すると、作り置きなどもし、タッパが大量に欲しいのです。
住んだ頃、余っていた収納場所も子供達が成長していくと、必要な物も多くなります。
そして、子供達のためにお菓子も作る回数が増えました。
お菓子の道具なども収納したいのです。
②部屋全体が料理をしても猛暑にならなくなった
去年の夏に密かに驚きだったのです。
夏にキッチンで料理をしても、部屋が猛暑になりませんでした。
前のマイホームは、夏はエアコンをつけても暑買ったのです。
涼しくリビングやダイニングで家族は過ごせるようになっています。
③吊り戸棚に引っ掛けて鍋やタオルなど吊ることが出来る
私は、なるべく、キッチンに物を置かず、スッキリしたい方です。
ですが、調理中など、まだ使うけど、今は邪魔、という時に吊り戸棚に引っ掛けて置けます。
これって、オープンキッチンの時に出来なかったことです。
地味に便利なのです。
オシャレさより、使い勝手がいいキッチンが私は好きです。
使い勝手がいいキッチンをオシャレにすればいいのですから。
では、デメリットはなんでしょうか?
お話します。
吊り戸棚ありキッチンのデメリット
①人によっては見た目に圧迫感がある
キッチンに吊り戸棚があるだけで、圧迫感を感じるかも知れません。
オープンキッチンの場合、上がないので、部屋が広く見えます。
吊り戸棚があれば、もしかしたら、圧迫感を感じるかも知れないのです。
私の実家も吊り戸棚ありの築3年で対面キッチンです。
圧迫感を感じたこともないです。
今のマイホームも圧迫感を感じたことはありません。
でも、人によって感じるかも知れませんね。
②いらないものを収納してしまう
3歳と5歳の子育て中の私です。
まだ、赤ちゃんグッツがこの棚にあります。
今はもう使用しないし、たぶん、子供は2人でしょう。
収納がなかったら、処分していたものです。
収納があるからつい、いらないものを収納してそのままです。
でも、私にとって、吊り戸棚はとっても必要なものです。
デメリットが少ないのです。
なぜなら、スッキリ見せたいなら、収納が必要だからです!
これは、絶対です。
ものが増えてから付け足しで家具を購入したほうがスッキリ感は半減します。
収納があるからこそ、キッチンがスッキリみえるのです!
収納する場所があるということは、ゴチャゴチャしたものを隠せるということにも繋がります。
吊り戸棚は必要??
私には、絶対的に必要でした!
吊り戸棚は邪魔??
全く邪魔じゃありません。
むしろ便利でなくてはならないものです。
もし、新たに新築を建てても、必ず吊り戸棚を設置します。
どんなに大きなお家でもです。
また、次回に、吊り戸棚に設置すると驚くほど便利になる方法をお話します。
まとめ
吊り戸棚とオープンキッチンを比べてみました。
私は、両方のキッチンを経験していますが、どちらの良さも把握しています。
それでも、吊り戸棚は必要だし、邪魔にはならない、なくてはならないものです。
家族構成と、好みを良く考えて、吊り戸棚をどうするか考えてみましょう。
参考になれば幸いです。